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2030.10.21 *Mon*

さいしょはここから。

おはようございます。
こんにちわ。こんばんわ。

このブログの管理人まこちよと申すものでございます。

ここのブログは侍戦隊シンケンジャーの非公式二次創作サイトです。


ですのでCP表現などのオリジナルとは異なる内容を書きつづっているものなので

そういった表現やイメージを崩されるのが嫌だと言う方はご退室なさってくださって全くもって結構です(;_;)

ちなみにそれを踏まえた上での記事に関しての中傷などは一切受け付けておりませんので

お互いが気持ちよく利用するため何とぞご理解をよろしくお願いします。



それではここまで読んでいただいた上で問題ないよ!大丈夫!という方は先の方へどうぞ(^O^)


ではまずプロフィールを。

名前/まこちよ
性別/女
血液型/O
好きな食べ物/三度の飯よりチョコが好きw



まこちよである私は
最近モデルで俳優の松坂桃李くんのファンになり、

その流れでシンケンジャーをみたら今更ながら、まんまとはまった一人にございます。



お侍方六人はもちろん
中でも特に黄色の京都娘のかわいさに胸きゅんしてしまい

CPは
赤黄メインで書いてます。


どんな形であれ殿を含めたお侍さんたちはとりあえずみんなことはが好きです。

ことは愛されております。

他のCPも気が向いたら
書いてみようかなとも考え中です。


基本みんながハッピーなのが好きなのでほのぼのとゆるくやっていけたらと思っていますのでお暇なときに見ていただけるとありがたいです。



最後にパス記事についてですがあたし的に大人表現が含まれていると判断した場合に使っております。

そういうものがお嫌いな方やまだ大人表現をわからない素敵ピュアな方は誠に勝手ながらスルーでお願いします。

逆に酸いも甘いも経験してきた大人な方々は

シンケンジャー好きなら
分かる簡単なパスをご用意しておくので

そちらを入力していただければご覧いただけますので、どうかご協力よろしくお願いします。


※パスへのご質問がございましたら、ご一報ください。




それでは少しでもお楽しみいただけるようがんばりますので
どうぞごゆるりとおくつろぎくださいませ♪








まこちよ。
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2012.02.27 *Mon*

拍手コメントお礼 南 ユキ様。

: お礼。 :


こんばんわ、まこちよです!

最近兄がグアムに行ってきたのでおみやげのドライマンゴーやらマカダミアナッツやらを美味しくいただいております。

やっぱりグアムの定番ですね!
マカダミアナッツは!!

チョコ好きのまこちよには
たまりません。

でもドライマンゴーも負けてませんでした。


もうまこちよは完敗です(笑)


さてなんだか随分と食いしん坊トークを繰り広げてしまいましたが今回も大変嬉しいコメントのお返事をしてまいりたいと思います。


























南 ユキ様。


こんばんわ!

今回更新が遅くなってしまったのにも関わらず、まこちよの体調にまで気を配ってくださる優しいコメントをくださってありがとうございました。

更新をゆっくり待ってくださるという言葉にも胸があたたかくなりました。


インフル、確かに今すごく流行っていますねー。

まこちよも家族がインフルにかかって苦しんでいる姿をこの数日間見てきました。

それにノロウイルスも流行りつつあるようなので十分体には注意しないといけませんね。


まこちよも家に着いたら必ず手洗いうがいをして、外出時にはマスクをするようにしながら予防していますので、どうか南 ユキ様もお体にはお気をつけてください。

さて、
次回のキツネの嫁入りは馬に乗って颯爽と屋敷から出ていった丈瑠に見えない不安を抱えたことはが行動を起こします。

次回はこのお話の基本に触れていく回になると思いますので、もしお暇があればぜひご一読いただければ幸いです。


ではわざわざ優しさに満ちたコメントをありがとうございました。

またお会いできるのを楽しみにしております。



ではでは(^^)/





















まこちよ。

2012.02.21 *Tue*

◎キツネの嫁入り ep.6 女同士と背負った使命





お久しぶりのまこちよです。

最近更新がかなり止まってしまっていて申し訳ないの一言に尽きます。。

少し体の調子を崩してしまい、更新まで手がのびず、おまけにかなりの忙しさに手を焼いていて要領の悪いまこちよは更新するまでにかなりの時間を使ってしまいました。

今回の反省を活かし次回からはもう少しテンポ良く更新していけるかなと思っているので、どうかこんなまこちよペースを見守っていただければ嬉しいです。


それでは、お話の続きに参りたいと思います。

準備がよろしければ下へどうぞ!




○●○●○●○●○●○●




丈瑠に連れられことはが目にした屋敷という建物はことはが今まで目にしてきたどれよりも大きく、そんな屋敷の中で待ちかまえていた仲間たちはキツネであっても分かるくらい強烈な者たちばかりだった。

しばらく呆気にとられていたことはは、目の前に差しのべられた手に気づき、慌てて自らの手をあわせて握りはにかみつつも笑顔であいさつをする。


「・・・あ、えっと、はじめまして。うち花織ことはって言います。元は京都の山に住んでました。よろしくお願いします。」


「へえー、お家が山奥なんてちゅっと不便ね。町までかなり出るの大変じゃなかった?」


ことはの手を両手で優しく包み込みながらいたわるような言葉で話してくれる茉子に安心したことはは少し口数が増える。


「はい。でも町から離れてる方がうちらにとってはええんです。なんせ花織家はキツ・・・」


ことはがついキツネだと言いかけそうになったとき、丈瑠が咳払いをして話を遮る。


「ことはの家族である花織家は、山奥で森の間伐やキノコなどの食料の調達しそれを山を降りて販売をするという“キツい”仕事をしている・・・そうだったな?」


丈瑠の突然の言葉に一瞬驚いたことはだったが、少ししてから自分をフォローしてくれたことに気づき自らも便乗するように口を開く。


「そ、そうなんです。毎日山での仕事がたくさんあってうちら花織家は町で暮らさず山奥にお家作って住んでるんですよ!それで毎日仕事がめっちゃ“キツい”なあって・・・!」


丈瑠とことはは、内心ひやひやしながら目の前の茉子と少し後ろの方で話を聞いていた家臣たちの様子をうかがっていると、茉子が突然ことはの頭から足先までを見て真剣な表情でことはの肩に両手を置いて口を開く。


「・・・ことは、あなた・・・・・」


「は、はい。なんですか?」


茉子の真剣な声や、逃がさないと言わんばかりの眼差しにことはは思わず息を飲み、背中に一筋冷や汗が流れるのを感じたが、なるべく平静をよそおって返答すると茉子がことはの両肩に手を置いて口を開いた。


「・・・・あなた・・・・・・・すっごい汚れてるじゃない!!!早くお風呂入った方がいいわよ!着替えは私のを貸してあげるから!・・・丈瑠、ちょっとこの子借りてくわね。」


ことはの腕をつかみ風のように去っていった茉子に残された丈瑠たちは唖然としていたが、なんとか上手く誤魔化せた安堵感とまたことはが先程ように口を滑らせてしまうのではないかという不安感の両方を胸に抱きながら丈瑠は今日何度目かのため息をついた。




一方ことはは茉子に連れられてお風呂場と呼ばれる場所まで案内してもらっていたのだがある疑問が頭に浮かんでいた。


(・・・おふろっていったいなんやろか?)


キツネであることはには馴染みのないもので、体をきれいにするならば水浴びや毛繕い、香りの良い山草を擦り付けていればすんだ話なのでそれ以上何をするのか検討もつかなかった。

しかし人間にとっては当たり前の行動だということはなんとなく直感的に感じたので隣を歩く茉子にも聞くことができずにいる。すると、徐々に湿気が多くなってきていることに気づいて茉子の方に顔を向けると優しい微笑みを見せてから茉子が口を開く。


「もうお風呂場はすぐそこよ。この屋敷のお風呂はものすごく広いの。お湯の効能や種類も毎日黒子さんたちが変えてくれてるからちょっとした銭湯みたいですごいのよ。」


茉子の話に出てきた黒子という人は、きっと先程自分を担いでこの屋敷まで連れてきてくれた人たちの事だと気づきことはは働き者なんやな、と感心してしまう。

しかしそれと同時にお風呂の入り方がわからないまま、まもなく着くであろう場所にことはは不安を隠せない。

もう観念して不信に思われても茉子に聞くしかないと口を開いたとき風呂敷が突然ひかりだしたので慌てて茉子に見えないように風呂敷を抱え込んだ。

その様子を見た茉子がきょとんとした顔でことはに声をかける。


「ことは?どうしたの急に慌てて・・・何か忘れ物とか?」


「あ、えーっと。その・・あの、なんて言えばええんやろか。うーん。あ、あはははは。」


妙にモジモジとしながら落ち着かない様子のことはの態度に茉子は1つの答えが頭に浮かぶ。


「もしかして、ことは厠に行きたいの?それならそこを右に行けばあるわよ。」


「あ、そうそう!厠!厠に行きたくてしょうがなかったんやわー。ほな、ちょっと行ってきますね。ありがとうございます茉子さん!」


一刻でも早く茉子の元から離れなくてはと駆け足で厠に向かうことはを茉子が少し大きめの声をかける。


「ことは!そしたらあたしはそこのお風呂場の入り口で待ってるわね。それと私と話すときは敬語じゃなくていいわよ。それとさん付けも無しよ!!」


そんな事を言われるとは思っていなかったことはは驚きを隠せない表情で後ろを振り替えると少し照れながらもしっかりと答えた。


「はい!じゃなくて・・・うん!!ありがとう。茉子・・ちゃん!!」


そして最後にペコリとお辞儀をしてまた駆け足をし始めたことはの背中を見ながら微笑んで茉子はつぶやいた。


「茉子、ちゃん・・・か。」




厠と呼ばれる場所に着くとさっそく風呂敷を広げて光を放っていた本のページをめくる。

やがて文字が読める場所を見つけたことははそのまま視線を落とす。



『あなたは今、キツネの姿を見たパートナーとなるべき人間の元に居ることだろうと思います。

今まで試練や約束事を伝えてきていましたが、これから書かれていることはあなたにとって役にたつことを記しておきます・・・ーーー。』



そんな書き出しからはじまり、読み進めていくと人間の基本的な生活の事、人間の女性としてのたしなみ、言葉遣いや礼儀作法など人間として不自然のないように振る舞えるためのことがつらつらと書かれていた。

その中にお風呂の入り方や今、現在居る厠のことも書かれていてことははほっと胸を撫で下ろす。

そしてざっと目を通し終えると最後の一文が目の中に飛び込んでくる。



『・・・ーーこれだけの事を全てこなすのは大変だと思いますが、日々生活をこなしていくにつれて必ず必要になることがあるはずです。

きっとあなたの役にたつことを祈っております。


それでは最後に、ひとつだけ心にとめておいてほしいことがあります。

あなたが出会ったものや人、もちろんそれはこの本もそうですが今その場所に居ることは全ては必然であり、生まれながらにして決まっていた運命なのです。

これからも、あなたはこの本から課される約束に翻弄されていくことになると思いますが

決して逃げずに耐え、迷うことなくあなたらしく正直に進んでいってください。

そうすれば、道は必ず開けていくでしょうーーーー。』



ことはは本を閉じた後、大切に風呂敷に包み込んでそっと目を閉じもう一度、今読んだ最後の一文を繰り返し目を開いて茉子が待っているお風呂場へ向かって足を向けた。




本のおかげでぎこちないながらもなんとか無難に人生初のお風呂を終え、茉子と廊下を歩き火照った体を少し冷ましている。

すると茉子がニコニコしながらことはに話をはじめる。


「私、親元を離れてこのお屋敷に来てからずっと女1人でね。こんな風に一緒にお風呂に入ることなんて想像もしなかったわ。」


「え!?茉子ちゃん女の子1人やったん!?しかもお父さんもお母さんも居らへんなんて・・・そんなん寂しすぎるわあ。」


まるで自分のことのように眉毛をハの字にしたことはに思わず茉子は優しく抱き締める。

驚いた様子で自分を見上げることはの大きな瞳に語りかけるように茉子は口を開く。


「まあ、少し前からここには来る予定だったから丈瑠たちとは何度か顔会わせたりしてたし寂しくはなかったんだけどね。

・・・今はこんな戦国の世の中だから寂しがる余裕もないくらい。

でもことはが来てくれて改めて女の子が居ると嬉しいと思ったわ。

よし!なんかいい気分だしことはにお礼も兼ねて久しぶりに料理でもしようかしら!!」


「わあ!うちめっちゃうれしいわあ。ほんなら茉子ちゃんの料理楽しみにしてるね。」


「そうとなったらさっそく準備してくるわね!じゃあねことは。また後で会いましょう。」


それだけ言って足早に台所へと向かっていった茉子を笑顔で見送った後、ことはの頭の中には戦国の世という言葉と共にそのとき一瞬悲しそうな表情になった茉子が忘れることができず庭に目をやると

屋敷の入り口の方へ馬を全速力で走らせた丈瑠の姿が目に入ってきた。


「・・・・・丈瑠さん?」


間もなく入り口から馬と共に姿を消した丈瑠に小さな不安を覚えことはは胸を抑えながら丈瑠の向かった方角を瞳を揺らしながら見つめていた。








to be continue...

2012.02.04 *Sat*

拍手コメントお礼 豆一様。

: お礼。 :


ご無沙汰しています。
まこちよです。

最近体調がすぐれずあまり更新出来ずにすいません。

ようやく今は全快して元気もりもりなので、またマイペースではありますが更新していきたいと思いますのでどうか見捨てずにいてくだされば幸いです。

さて、今回もこんなグダグダサイトにまたしてもありがたいコメントをいただいたのでお礼をしてまいりたいと思います。























豆一様。


お久しぶりです。中々お返事をすることが出来ず本当にすいませんでした(>_<)

それに口内炎の件もまこちよのぼやきであるにも関わらずご心配までしていただいて優しさが胸に染みました。ありがとうございます(;_;)


さて、ことはの人間の姿を見た殿様はらしくない反応を示しましたね。

現時点では答えは残念ながらお教えできないのですが、ご期待にそって全裸でびっくりではありませんでした(笑)

ことはの可愛らしさにはっとなった気持ちも殿様にはありますが、まだ見せていない気持ちもあるようです。


続いて時代背景。やはり豆一様は鋭いですね!まこちよ自身、あまりはっきりとこの時代とは決めずに書いて来たのですが、最近ようやく時代を固定して次回のお話から進めていくことに決めました。

この件に関してもあまり詳しくお話することができず、心苦しいのですが少なくとも現代ではありません。


そしてことはと出会った家臣たちですが、この人達の登場の場面はかなり悩みましたね。

とにかく印象的に強烈になおかつ彼らの個性をしっかり出せるようにと考えた結果、

家臣=侍=刀=チャンバラ=不意討ち

という方程式がまこちよの脳内で生まれ今回の不意討ち大作戦が出来たのでした←

ちなみに流ノ助たちのなすりつけあいという名のじゃれあいはまこちよのこのお話一番のお気に入りです。

しかしまこちよの書く源ちゃんはなんか黒いですね(^_^;)

まこちよの源ちゃんを書くときの気持ちとしては、行動的でやんちゃでがさつなようで器用に丈瑠や仲間たちをなんとなく助けてる。みたいなイメージなのですが、

実際にまこちよが書く源太はやんちゃでがさつでいたずら好きのちょっと黒い人になってしまいます。もっと精進せねば!!!


次回からは、こんな強烈な仲間たちと出会ったことはが少しずつ打ち解けながら絆を深めていくようなお話が始まります。

UPは少し遅くなるかもしれませんが心を込めて書かせていただきますのでよろしければまたお暇なときに遊びに来ていただけたら嬉しいです。


では、今回もご感想ありがとうございました(^O^)


またお会いできることを祈っております。




ではでは。




















まこちよ。

2012.01.22 *Sun*

◎キツネの嫁入り ep.5 謎のしおりと仲間たち




まこちよです!
なかなか更新が出来ず本当にすいません。


実は最近、生まれてきてこんなでかい口内炎はじめて見た!!

というような衝撃のサイズの口内炎が出来ました。

しかも何だかすごい場所にできてしまったので薬が塗りずらくてしょうがないんです。

滅多に出来ないのでそのツケが今来てしまったのかもしれません。

さてそんなまこちよの口内環境の話は置いといて、キツネの嫁入りも5話目に突入です!

こんなよくわからない長編をだらだらと書いていられるのも、本当に読んでくださる方がいらっしゃるからだといつもひたすら感謝感謝です。


それでは準備がよろしいようでしたら下へどうぞ◎




○●○●○●○●○●○●




本の運命で丈瑠という人間の男と出会ったことはは、その丈瑠の住んでいる屋敷と呼ばれる所へ向かっている最中に先ほど拾ったしおりを見つめながら難しい顔で考え事をしていた。

ちなみに今はいつ他の人間にキツネ姿を見られるか分からないので人間に化けている。


(・・・この丈瑠さんが落とした押し花のしおりって、うちがお姉ちゃん達にあげたやつとよう似とるからかもしれんけど、なんや知ってるような気がする・・・)

何だか懐かしいような不思議な気分になりながらもう一度しおりをみると突然こめかみ辺りがキーンとした痛みをことはを襲う。

謎の痛みを誤魔化すようにしおり以外の事を考えはじめる。すると、思っていたよりも早く新たな疑問が見つかったので思わず声に出てしまう。


「この乗り物・・・なんやろ?それに、顔まで全身真っ黒な人達うちなんかを担いで重くないんやろか。なんや申し訳ないわあ。」


そんなことを体操座りで少し余裕があるくらいの箱のような乗り物に乗りながらことはは頭の中でこうなったいきさつを振り返ってみることにした。




少し前を歩いていた丈瑠が山の梺辺りまで降りてきた頃、長細い小さな機械を耳に当てて誰かと話をはじめたので

ことはは始めてみる不思議な機械に目を丸くしながら黙って見つめているとしばらくして丈瑠が話終えてことはの方に振り返る。


「今、家の使いの者を呼び寄せた。もうじきここまでやって来るだろう・・・・・・ことは、聞いてるか?」


「へ!?あ!あの、あんな小さな機械でお話しはるなんてびっくりしてしもうて・・・えっと、丈瑠さんのお家の人がお迎えにいらっしゃるんですよね。ぼーっとしてしもうてほんまにすいません!!」


眉毛をここまでかというほど下げて本当に申し訳そうに謝られれば、さすがの丈瑠もそれ以上何も言えずに苦笑いをこぼす。

それからよほど気になるのか、謝った後もジーっと自分の手元を見ていることはにその機械の正体を教えるために口を開く。


「この機械は、俺たち人間が連絡をとるために使う『携帯電話』という道具だ。・・・まあ、少しこいつはふつうのものとは勝手が違うんだが。とりあえず遠くの者と目の前で話さなくてもコミュニケーションが取れる。」


「へえー・・・すごいんですねえ、人間の技術って!うちがそんな便利なもの持ってたらもて余してしまうくらいやわあ。剣も強うてこんな機械も操れてしまうなんて、丈瑠さんやっぱりすごい人なんですねえ!」


それからことはは携帯と丈瑠を交互に見ながらすごいわあ、と子どものように目を輝かせて楽しそうにしているのを丈瑠はなんとなく居心地の悪いような気恥ずかしさに耐えられなくなり1つ咳払いをしてことはに別の話をきりだす。


「ところで、お前キツネ姿のままでいいのか?・・・俺以外の人間にその姿を見られてはいけないんだろう?」


「あ!そうやった!あかん、うちこんな大事なことも忘れておしゃべりしちゃってましたね。」


丈瑠の質問にはっとしたことはは、ではさっそく。と、風呂敷から1枚黄色のいちょうの葉を取り出して宙に放り投げて両手でパンとキャッチした瞬間に体がパアッと光はじめる。

その様子を見守っている丈瑠は先ほどの気恥ずかしさから話を変えたかったという気持ちも勿論あったが、ことはの人間の姿や変身の仕方に興味があったためことはから目を離さずにしっかりと見据えていると目の前のことはの姿に目を見開く。


「・・・・お待たせしました。これがうちの人間のときの姿です。あ、ちなみにうちらキツネが化けるときはみんなそれぞれの性質にあった落ち葉を使わんとならんくて、うちはこの黄色のいちょうの葉っぱが体質的にあうみたいなんでつこうてます。

・・・・・あれ、丈瑠さん?目がめっちゃ開いてはるけど・・・大丈夫ですか?

あの、落ち葉なら旅に出るときたっくさん持ってきたし無くなったらいつでも拾いに山に登るんで心配しなくても平気ですよ。

・・・・それとも、うちの人間の姿がなんや気にくわんかったんやろか・・・・どないしよ、うち美人じゃないしスタイルもよくあらへんしなあ。

お母さんに美人に化ける方法を聞とけばよかったんかなあ。」


ことはが検討違いな方向に話が向かって行くのを止めるのも忘れていた丈瑠だったが、容姿を心配しだしたことはの言葉にビクッと体が反応する。


「・・・いや、俺は、お前の言っていような事は全く気にしていない。それより・・・・・・」


「それより・・どないしましたか?」


大きな目をくりくり動かして自分の顔を見てくることはの顔を丈瑠自身も真剣な眼差しでじっと見つめる。

するとことはの頬が徐々に色づいてきた事に気付くとことはの唇が小さく動き始める。


「・・・あの、うちの顔に何かついてはります?そんなに至近距離で家族以外の人に見られたことあらへんくて、ちょっと照れくさいです。」


言葉の最後に赤い顔で照れ笑いをしたことはに、自分もつられて赤くなってきた事に気づいた丈瑠は慌ててことはに背を向けて謝罪する。


「っ////!すまない、なんでもない。今のは忘れてくれ。・・・まもなく迎えがすぐそこに到着する。俺は馬に乗るから、お前は後ろの駕籠に乗れ。」


丈瑠の慌てたような雰囲気が気にかかってたことはだったがその後すぐに迎えが到着し、指示通りに全身真っ黒な人が担いだ箱ようなものの中に入り、今に至る。




「・・・・やっぱり、丈瑠さん様子が変やったよなあ。どないしたんやろ?」


生まれてはじめての独特な揺れにも慣れ、先ほどの疑問を口に出してみても答えは見つからず腕を組んでうーんと悩んでいるうちに揺れが収まり箱の中に光が差し込んできたので顔を出してみると目の前の光景に開いた口がふさがらなくなってしまった。

そんなことはに何食わぬ顔で馬から降りた丈瑠は言ってのける。


「着いたぞ、ここが屋敷だ。まずはこの中に居る俺の家臣に会ってもらう。お前に助けられた礼をするために連れてきた事を先ほど伝えたんだが余程気になるようで、もうすでに全員部屋で待っていると携帯に連絡がきた。」


自分の少し前を歩く丈瑠の話を聞いたことははこれから出会う丈瑠の家臣達にドキドキしつつ改めて携帯電話は便利なものなのだと感心して丈瑠の背中を追いかけた。



しばらく同じような畳の部屋が続き、よく手入れされた庭園や磨き抜かれた床が続いているこの屋敷の豪華さはキツネのことはでもわかるほどだった。

そんな屋敷を当たり前のように無表情で歩く丈瑠はやはりただ者ではないと再度ことはは思う。

キョロキョロしながら歩いていると純和風の屋敷の中でも一際大きな入り口が見えてきた。

すると丈瑠がその入り口の少し前で足を止めて振り返ってことはに口を開く。


「あの入り口をくぐった所に居るはずだ。・・・では行くぞ。」


それだけ告げた丈瑠はまた前を向いて歩きだした。ことはも改めて一本踏み出そうとしたとき背後から殺気を感じ、竹刀を構える。

そんなことはの動作を前にいた丈瑠も同様に反応してことはの竹刀を構えた方を睨み付けていたが、すぐに正体に気づきあきれながら安堵のため息を漏らした。


「・・・お前たち、いったい何をしている。」


丈瑠の言葉の意味が理解できていないことはが目をパチパチさせていると、数人がぞろぞろとことはと丈瑠の前にでてきたと同時にその中の1人がいきなり床に頭がめり込みそうなほどの土下座をはじめたのでことはは目を見開く。


「殿おおおおお!!!!申っし訳ございませんんん!!この池波流之助、未遂とはいえ殿にとんだご無礼をいたしましたことを今さらながら悔いております。元はと言えば千明が言った一言が原因でして・・・・」


流之助という男が告げた名前の方に無言で顔を向けた丈瑠に続いてことはも視線を向けるとバツの悪そうに頭をかきながら茶髪のやんちゃそうな千明という男が口を開く。


「いや、丈瑠を助けるくらいの剣の腕前でしかも女子なんて聞いたらなんか興味わいてさあ。・・・なんか試してみてえなって言ってたら源ちゃんがちょっと背後からおどかしてやろうぜっていうからさあー。」


そこで次は源太と呼ばれた男の方に顔を向けるとにんまりと笑って自慢げに語り出す。


「いやあ俺が考えた作戦、中々良かったんだぜ?丈ちゃんに見せてやりたかったなー。でもそのお嬢ちゃんの反応が予想よりもずっと早くて不発だったけどな!」


悪びれることなくケラケラ笑っている源太に丈瑠が腕組みをしてため息をついたのと同時に源太の頭を軽く小突いたのはきれいな長い髪をなびかせた女性だった。


「こんなことだから私はやめときなさいって言ったじゃない。それに作戦のご自慢の前にまず言わなきゃいけないことがあるでしょう?こんなに可愛い女の子を相手に怪我でもさせてたら、源太だろうと容赦しないわよ!

・・・ごめんなさい。びっくりしたでしょ?私、白石茉子。よろしくね。」


丈瑠の仲間たちに圧倒されっぱなしのことはは茉子が自己紹介の後、握手を求めてきた手も握ぎれずに呆けることしか出来なかった。




to be continue...

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